大好きなアニメ✨
※画像はAIによるイメージです!
お世話になっております。ユタカちゃんです😋
夏だねー。子供のころは、あっつい中いっぱい遊んでさ、みんなで公園集まったり、家でげーむしたり、ユタカちゃんにもそんな頃があったゆ🤗 夜は金曜ロードショーとかみてのんびりしてね🎶 夏ってなんだか懐かしい気持ちになる日なのよ🧚♂️
それでねー、連休で暇してたから、昔大好きだったアニメを思い出して見てみたの👀
みんなに紹介してあげます🥳 2012年放送、「PSYCHO-SASS」っていうアニメです🌈
アニメ『PSYCHO-SASS』サイコパス
最初の1期だけ大好きで何度も見返してるのよ◎
未来の日本を描いたSFなんだけど、ちゃんとSFらしいエンタメしながらもすっごくフィロソフィー📚でたまんないのよ📖
テレビ放送版を綺麗に再編集した新編集版っていうのがあって、手軽に見直せるのもとってもいいの👍
舞台は2112年の東京。未来の日本🗾は、「完全自律型AI=シビュラ・システム」の法治によって、不可能と言われた「完全な法治国家」を実現しているの🎊
スーパーAIのシビュラ・システムは日本中に設置された監視カメラで人々の歩き方、呼吸、瞳孔など生体情報からその人間の心理を読み取り、最適な行動、最適な職業、最適な食事、あらゆる解答を提示してくれるの。AIのいうこと聞いて生活していれば幸せになれるの。自分で考えて、選択するより失敗する確率が低いからね🤔
つまりね、未来の日本は、AIが支配しているの🤣
2012年くらいに放送されたアニメで、ChatGPTがまだなかったころ🌠💥 すごいアイディアだよねっ! 本当に、未来の世界はAIが法治するようになっちゃうかも💦 なんて考えちゃう。AIに汚職はないし、私利私欲で行動しない。理想の政治家ではあるよね。
シビュラ・システムはねー、とってもすごいAIだから、人間の心まで数値化して把握できるの! 科学はついに人間の一番奥、かつて「魂」 と呼ばれた秘密を解き明かしてしまったんだ📝
「アイツを殺したい」「隠れてこんなことしてしまおう」、そんな悪意を事前に把握できるから、かつて「対症療法に過ぎない」とされた警察の対犯罪行動を根本から改善することに成功したんだゆ🐱🏍
この世界では「悪いことしちゃおう」って、考えただけで犯罪ってこと😱
シビュラが数値化した、「心の状態が悪い人間」は「潜在犯」と呼ばれて、捕まえられて牢屋に隔離されてしまうんだゆ😱 「いや考えただけで罪になるだなんて・・・ちょっとやりすぎじゃない?」って思うよね???
でもさ。「すべての犯罪を未然に防ぐ」 この理想を、完璧な正義を実現するにはこれしかないの。

※画像はAIによるイメージです!
でも問題があってね、シビュラはただの機械。直接 犯罪者を追いかけて捕まえて、牢屋に入れるのは難しい。ロボットはまだそこまで進化してないんだね。だから警察組織、公安局刑事課は依然必要だったの。
そんな未来の公安局刑事課に新しく赴任してきた新人刑事 あかねちゃん👮🏻♀️が、配属早々、シビュラにより犯罪者と判断された人物の逮捕任務に召集される――アニメ「PSYCHO-SASS」は、こんなところからお話が始まるの。
AIが決めた犯罪者を裁く、未来のお巡りさん。「踊る大捜査線」のシナリオ書いてた人のアイディアで作り始めたらしいよ。実際に刑事ドラマみたいな空気感でとってもかっこいいの😆
このアニメの面白いところはねー、あくまで中立な世界を描いているところなのよ🤔 ディスピアでもユートピアでもなく、等身大の未来。
例えば、刑事たちに渡される銃🔫「ドミネーター」は、直接シビュラとつながっていて、銃口を向けた相手の心をリアルタイムで計測して、サイコパス以外には絶対に発射できない銃になっている。
スーパーAIシビュラは、自分たちの手駒となる刑事たちのことすら信じてない。あくまで支配者として中立。
そして刑事たちは大きな問題を抱えていてね、直接殺人を行う刑事たちはどうしても心の健康状態が悪くなってしまうのよ!!
確かに、悪人を「捕まえてやる」「懲らしめてやる」こんな『正義』と呼ばれる感情も、暴力的な感情であることには違いないよね🤔
シビュラは善と悪の区別は可能だけど、正義と悪の区別は難しいみたいで・・・。 「犯罪者を裁くはずの刑事たちが、シビュラによって犯罪者と認定されてしまう」ことが多発しちゃっているんだゆ😱😱😱 シビュラは自分を手伝ってくれる味方ですら信用しないの🤷♀️
改善案として「すでに心が濁った潜在犯を刑事の部下として起用する」ことで、
健康な刑事は管理者、逮捕を行うのはすでに心が濁った刑事というチームで活動することにしているの。
シビュラによってサイコパスと認定されるとその人は一生監獄の中。でも唯一許された社会活動として、刑事たちの部下として「殺人を肩代わりする猟犬」になるなら、事件に当たる間だけでも檻の外に出られる。刑事たちは彼ら猟犬に汚れ仕事を背負ってもらうことで、心が濁らずにいられる。WinWinの関係ってことだよね🌈
AIが社会を支配するようになってもさぁ、細かいところでこんな薄汚いバカみたいな仕組みになってるの、なんだかリアルに感じるんだよね。新編集版、第一話の中盤に、
――この社会に適応できない人間が発生することも、システムはシステムに組み込んでいる。重要なのは最大多数の最大幸福であり、全人口の幸福ではない。
治安が悪い地区を、ある程度放置するのは重要だ。不可能を実現しようとすれば、必ず破綻する。 完全な社会は、完全な社会を諦めることによって成立する。シビュラ・システムとは、そういうものなんだろう――
なんてセリフがあるの。これは全体の世界観の説明になっていつつも、考えさせられる内容だゆ🥴
「最大多数の最大幸福」、という言葉から連想されるのはジェレミー・ベンサムの功利主義。恥ずかしながら、ベンサムの著書を読んだことはないんだけど・・・。マイケル・サンデルの「これからの正義の話をしよう」っていうひと昔前に流行った哲学書で解説されていたのを読んだことがある。
もし100人で暮らしてる村があったとして、村に貢献できない人間がいるなら、(例えば仕事が全然できなくて迷惑とか、体に障害があるとか。。。目が見えなくてみんなにお世話してもらってるだけとか・・・)
残酷だけどさ。その人を排除した方が、残りの99人の幸福度は上がるはずで、村全体の幸福を考えたらプラスだ という考え方なの。全体の幸福度が最大化するような社会、仕組みを作るべきじゃないか、というのが功利主義だゆ。
幸福という感情的な世界に、損得勘定という論理を持ち込んで考える法治論だゆ。それは間違ってない。でも大きく倫理を無視することになる。
AIが世界を管理する、それは人間同士にある感情論を完全に排した倫理無き政治。AIの処理できない例外は排除する。コラテラルダメージは必要悪で、受け入れなければ社会が破綻する。
今でいうなら、LGBTQは排除して、社会から隔離する。フェミニズムや環境保護団体は全員牢屋に入れて黙らせる。もちろんそういうマイノリティな人たちも納得できる社会が理想だけど、それは不可能。
――完全な社会は、完全な社会を諦めることによって成立する――
AIによる為政を、ベンサムの功利主義の究極として描いているようにも聞こえるよね。
また、シビュラは犯罪だけでなく、人々の生活そのものを支配しており、就職先、住む場所、今日の朝ご飯まですべてに回答を用意しているの🌏
生活の基盤足るシビュラの判定は誰も疑わない。現代の私たちが、科学による説明を盲目的に信じているように。それがもっとも「万人が望む世界の形」に近しいから👊
――なしうる者が、なすべきを成す。これこそシビュラが人類にもらたした恩寵である――
これはシビュラのテーマとしてたびたび用いられる言葉。これは中世ヨーロッパで流行したといわれるノブレス・オブリージュ(持てる者の義務)みたいだなーって思ってるよ
鍛冶の才能があるものは鍛冶屋になるべきだし、殺人の才能があるなら軍人になるべきかもしれない。感情は関係ない。古代ギリシャのアリストテレスは「もっとも美しい音色を奏でる笛があったとして、それはもっとも美しく音色を奏でる笛吹きのものになるべきだ」と。
最大多数の最大幸福。「美しい笛」の利益を最大化するには、最も優れた笛吹きの手に、その笛をゆだねるべきだろうね🤔 でも元々の笛の持ち主は、大切な笛を奪われちゃう🤣 一人の不幸が10人の幸福に。個人の感想、指向、傾向など必要ない。最大幸福の追求こそ理想の社会🌏
ノブレス・オブリージュは主人公にも感じ取れるのよね😁 彼女は成績優秀、たいぐまれなるストレス耐性で12省庁6公使、すべてでA判定(その仕事に向いている)をシビュラにもらっている。公安局以外の省庁でA判定をもらったのは数人いたが、公安局でA判定は彼女一人で、
「公安には、私にしかできない仕事があるはずだ」と考えて就職したんだね。まさしく持てるものの義務。才あるものは、その才を活かさなければならないゆ🎶
彼女は、AIという名の神に愛された存在として描かれており、部下である潜在犯(犯罪者予備軍の刑事補佐官)の、神に見放されたマイノリティとの対比もたびたび描かれるのよ。
生まれながら牢に入れられる人もいれば、生まれながらありとあらゆる自由を手に入れる人もいる。この根源的な差別を、コラテラルダメージとして社会全体で許している。人種差別に近しいね🤘
余談だけど、「シビュラ」とは、ギリシア神話に登場する予言の神、アポロンの予言を人々に伝える信託の巫女。アポロンは気まぐれなところがあり、しばしばその予言には過ちがある、とされる。神とはいえ全能ではない。完璧な予言などない。支配者を「信託の巫女」とのネーミングは素晴らしいんだゆ💯
ユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」でも、グーグルやアマゾンのAIを用いたアルゴリズムプラットフォームを「巫女」と呼んでいた。巫女はやがて使用人となり、そして君主となる。シビュラはまだ巫女。君主たりえるほど進化はしていないのかもね。
この「一部の人間への不平等を前提としたシステム」 という点は深く掘り下げられるテーマで、ヴィラン(敵)として描かれる犯罪者達は、どうにかシビュラの監視をすり抜けて、己の思想や欲望、果てはシビュラシステムを破壊するために刑事たちと戦うの。
犯罪者達には、彼らなりの哲学を持っている姿が描かれるんだけど、とっても興味深いものが多くてね、わたしが一番好きなのは 泉宮寺豊久 (せんぐうじとよひさ)という脳以外のほぼすべてをサイボーグ⚙化した110歳のおじいちゃん👴🏻
100年後の未来といえども、体をサイボーグ化するのはまだ人々に受け入れられていないらしいゆ。たしかに自分に肉体を機械化するなんて、可能な限り避けたいよね・・・。
そんな中、ほぼ全身をサイボーグ化した初めての人間である彼にテレビ番組の記者がインタビューを行うシーンが描かれるんだけど・・・
「結局は、程度の問題なんですよ。例えばあなた。あなたも立派なサイボーグですよ」
「・・・しかし、私は義手も義足も、人工臓器も使っていません」
「何らかの携帯情報端末を、持っていますよね?」
「それは、まあ・・・。誰でも持っているのでは?」
「POSデバイス」
「もちろん」
「そして、家にはホームオートメ―ションとAIセキュレタリー」
「ええ」
「それらのデータが、災害や事故によって一気に失われたら、あなたはどうなりますか?」
「・・・それは。・・・復旧するまで、なんの仕事もできません」
「自分の生活を、そこまで電子的な装置に委託しているのに、サイボーグではない と言っても、説得力はありませんよ。あなたにとって、携帯端末はすでに第二の脳だ。違いますか? 科学の歴史は、人間の身体機能の拡張。つまり、人間機械化の歴史と言い換えても差し支えない。 ・・・だから、程度の問題なんです」

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ユタカちゃんの考察では、このシーンも全体の説明にもなっているように思えるの🤔
科学の歴史が、人間の身体機能の拡張であるならば、シビュラも人間の機能を拡張する道具だってこと。なんでも教えてくれる信託の巫女。シビュラに従えばなにも考えなくていい。
つまり、2112年の日本人は、「考える」という仕事を、「選択する」という自由を、「判断する」という人生そのものさえ、自分の外側に取り出してしまった。スマホが第二の脳になったように。AIが人々の第二の魂。
もはや人生に、魂も心も必要ない。だってシビュラが教えてくれるから。
刑事たちも、実のところ善悪の判断を自分たちで行っていない。シビュラが悪を決める☠️ そして引き金を引くだけ🔫👮🏻♀️
刑事達にはなんの責任もないの。すべては全能なるAIが決めたこと。「国民全員、AIからの指示待ち人間」なのよ
このAI法治に魂を、人生をゆだねることに納得できないサイコパス達は、かつて当たり前だった『自己責任』という自由を求めて犯罪を重ねる👊💣
「人が人を殺す🔪 それは当たり前のことだった。社会がそれを一掃した。そして人々が腐りはじめた・・・」
シビュラシステムに仇なす犯罪者達はそう語るの。そんな退屈な世界うんざりなんだってさ。
そもそも理想の社会が完成したのだから、競争も、進歩も、必要なくなってしまった。それは確かに退屈な世界かもしれない。完成した平和がもっとも退屈な世界というのは、想像に難しくはないゆ😢
「犯罪者のいない世界は、不健全だ☠️ 完璧に殺菌された環境で育った人間はある意味、どんな病人よりも弱い存在だ・・・」
なんていうセリフもある。
こーんな感じで、悪いサイコパスと正義のサイコパスが戦うSFアニメなのよ😆 AIが支配する世界で「正義ってなんだろう?」っていう王道な倫理哲学テーマを展開していくの👊
未来の世界を使って、思考実験的なことをする作品は昔からあってね、このアニメの中でもいろんな本が引用されているのよ 有名なSF小説をオマージュしたシーンがあったりして、そんなところも魅力的なの🤗
敵のサイコパスがジョージ・オーウェルの「1984」を読書📖してたり、伊藤計劃の「虐殺器官」のこと話してたり・・・。ジョナサン・スウィフトの「ガリヴァー旅行記」もたびたび言及されるね😁

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哲学書の引用も多くて、ルソー、デカルト、プラトン、パスカル、オルテガ、マックス・ウェーバー、ミシェル・フーコー、ジェレミー・ベンサム、思い出せるだけでこんなにいっぱい出てくるの📚 こういう、引用ばっかりするのを衒学趣味っていって、インテリぶった嫌なやり方だ、って嫌う人もいるけどね、ユタカちゃんは結構好きなのよ 普通に勉強になるし、興味の対象が広がって嬉しいよ🤗
・・・・・・え? じゃあお前はルソーやデカルトを読んだことあるのかって???
・・・🤷♀️
そうなんだよねー、引用文献は全部読みたいとは思ってるんだけど、なかなか難しい本が多くて尻込みしちゃってるのよ😫 小説はまだしも、哲学書はキツイのよ🤷♀️ どちゃくそ頭痛くなっちゃうゆ💦
とはいえ、1984、ガリヴァー旅行記、大衆の反逆、パンセらへんはこのアニメの引用がきっかけで頑張って読んだゆ🎶 とくにパンセは面白かったなぁ🤗後半はキリスト教の話が多くてよくわかんなかったけど💦 あ、でも1984は好きじゃないゆ🤔 このアニメの土台は、きっと1984のディストピア的世界観なんだろうけどさ、なんていうか、1984はちょっとビターすぎるんだよね。。。
それでねそれでね、敵のサイコパスが、おすすめの本を紹介しながら、紅茶にマドレーヌを浸して楽しむシーンがあるんだけどさ。
これはマルセス・プルーストの 【失われた時を求めて】 のオマージュだとユタカちゃんは見ているの🤔 古いSF小説だよ。
【失われた時を求めて】 は、主人公が紅茶にマドレーヌを浸して食べた時、懐かしい香りだなー・・・ って昔を思い出してると、気がついたら少年時代にタイムスリップしてしまう・・・っていうお話なの😎
昔読んだ本を思い出して語り合うシーンで、過去に思いを馳せる、というのを表現したのかなーって。
それからこのアニメの一番最後、ラストシーンは、主人公が「スワン家の方へ」 っていうタイトルの本を読んでいる描写で物語が終わるの。この「スワン家の方へ」 は 【失われた時を求めて】 の第1巻なの!!!【失われた時を求めて】には、有名なエピソードがあってね・・・。 この小説、めっちゃ長いの!!!! 「最も長い小説」としてギネス世界記録で認定されているくらいだゆ📝✔ 文字数はなんと約960万字😱😱😱
ユタカちゃんは1巻のスワン家だけ読んで、もう心が折れたゆ・・・。
つまりね、
物語の一番最後に、世界一長い小説の第1巻を読んでるのよ!!!
とっても皮肉っぽくて、意味深だと思わない??? 「俺達の冒険はまだまだこれからだっ!」みたいな、お話はまだ序章に過ぎない、未来を感じさせる演出だよね👌✨
作品の中では言及しないけどね、こんな風に何気なく登場人物たちが読んでる本の表紙にもちゃんと意味を持たせてたりするんだよ✌️ まだまだユタカちゃんもこのアニメは研究中でさ、きっとまだまだ気づいてない面白い部分がいっぱい眠ってるはずなのよ・・・!!!
ふぅ。いっぱい語ったら疲れちゃったゆ🥴🥴🥴 こんなに長くなっちゃってごめんね😫
読んでくれてありがとう🥰💖💋 また好きなものもの紹介するねー!